コロナを機に東京のフルリモートワーク可能な会社へ転職。
「いつかは大分へ戻りたい」という思いを実現。
渡邉 愛(わたなべ・あい)さん。コロナを機にフルリモートで東京の会社に勤務しながら、大分へUターン。
大分県に移住したきっかけを教えてください
私は大分県の佐伯市の出身で、今は大分市に住んでいます。高校は大分市内の高校に進学し、大学進学のために上京しました。卒業後も東京で就職し、東京には8年間住んでいました。
東京で働いていた時にコロナ禍に突入し、テレワークなどの働き方を取り入れる動きがありました。いずれは大分に戻りたいという気持ちがあったので、テレワークという働き方ができるのであれば東京にいなくも良いと考え、2021年の4月からフルリモートワークを採用している東京のIT企業に転職しました。
リモートワークには慣れましたか?
リモートワークのいいところは、通勤がないというところです。「今日は雨だから少し早めに出ないといけないな」などと、天候に左右されることもありません。また、仕事の合間のちょっとした時間に家事をこなすことができるのも大変助かっています。
大分にUターンした後、不安などはありましたか?
社会人の友人が大分にいないことに気付きまして、大分の面白いことをしている人たちと知り合いたいなと思っていたところ、兄から「100人カイギ」というコミュニティが大分市にあることを教えてもらいました。その活動に参加させていただき、たくさんの刺激を受けましたし、友人もたくさんできました。「大分100人カイギ」はもう終了してしまったのですが、大分県内各地でコミュニティづくりに関わるいろいろなイベントが開催されているので、足を運んでみるのもおすすめです。
大分に移住して感じるデメリットは?
東京にいた頃によく旅行に行っていたのですが、大分は各地へのアクセスに不便さを感じます。沖縄や北海道に行こうと思った時は、一度福岡まで行かなくてはいけないところが少し不便ですね。でも、「めちゃくちゃ不便だ!」と感じることはなく、敢えてデメリットを考えてみたらというところで生活面ではほとんど困ることはありません。
大分の気に入っているところについて教えてください。
少し足を伸ばせば、自然豊かなスポットがたくさんあるところです。気軽にいろいろな体験ができるので、自分の趣味の幅も広がったように感じます。自然の中にあるサウナにドライブがてら遊びに行ったり、去年の夏は由布川峡谷でアクティビティを楽しんだりしました。また、海鮮はやっぱりおいしいですね。東京に比べたら、リーズナブルに新鮮かつおいしいものを頂けるのが嬉しいです。
リモートワークの仕事の探し方についてアドバイスはありますか。
まずは、「リモートワーク」「大分」などのキーワードでネット検索する。そして、その会社が自分に合うかどうかというのを見極めることが大事だと思います。会社の目指す方向性や、自分のやりたいことと合っているかなど、求人サイトの情報だけでは判断できないと思うので、面接前の「カジュアル面談」などを利用することも有効だと思います。カジュアル面談もオンラインでやっているところがとても多いです。